ダイハツからジムニーの対抗馬となる軽SUVが登場予定との情報をキャッチ!! ほかにもコンパクトミニバンやパッソ、ムーヴの登場も予定している。
※本稿は2022年12月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/DAIHATSU、ベストカー編集部 ほか
初出/ベストカー2023年1月26日号
■eスマートハイブリッド搭載で魅力アップ!! コンパクトミニバン(2023年夏登場予定)
ダイハツは2016年8月にトヨタの完全子会社となって以来、軽自動車に特化するいっぽうダイハツが企画・製造する小型車も元気。
そのダイハツが新たに企画するのがブーンルミナス(2008~2012年)以来となる3列シートのコンパクトミニバンだ。
実はダイハツ、古くから東南アジアでコンパクトミニバンを販売していて、インドネシアのXENIA(セニア)を2021年、マレーシアのALZA(アルザ)を2022年に刷新したばかり。ともにダイハツの新世代アーキテクチャーであるDNGAを採用した最新プラットフォームとなった。
日本で販売するモデルは、この新型プラットフォームをベースに5ナンバーサイズ化し(アルザ、セニアとも全幅は1730mm)、1L、直3とロッキーで初採用されたシリーズハイブリッド、1.2L、直3+モーターのeスマートの2本立てになるのが有力だ。1L、直3にはD-CVTが組み合わされる。
価格は1L、直3モデルが170万円前後~、ハイブリッドが210万円前後~と予想。シエンタ、フリードより20万~30万円安い期待の一台。
■ワイルド&タフ!! オンロード性能を高めて対抗 ダイハツ ジムニー対抗軽SUV(2023年夏登場予定)
タフトはハスラー対抗の軽SUVだが、次のターゲットはジムニーだ。
ただジムニー対抗といっても、ダイハツが狙うのは本格的なオフロード性能ではなく、ワイルド&タフなイメージで、タフトをさらにワイルドにしたデザインが与えられる。
そしてラダーフレームのジムニーに対しDNGAとなり、4WDもタフト同様にオンデマンドタイプを採用し、オンロードでの高質な走りと乗り心地を含めた快適性を追求してジムニーに対抗。
価格はジムニーと真っ向勝負の150万~200万円と予想。ラガーの車名が復活するという情報もある。
■DNGA採用で全進化した注目コンパクト! ダイハツ ブーン/トヨタ パッソ(2023年秋登場予定)
ダイハツが開発を担当し、トヨタへOEM供給する登録車のエントリーモデルだが、ネガ要素が見受けられた現行モデルのハンドリングをこの新型では改善。
さらに、評価の高いDNGAを採用することで、乗り心地や走行性能を大幅に向上する見込みだ。現行モデルより数段上質な“世界で戦えるAセグメントカー”の誕生となるに違いない。
エクステリアデザインは、CG画像を見てのとおりのスタイリッシュなものとなる。シャープさと精悍さを感じさせる顔に丸みのあるフォルム。ヤリスにも似た印象のブラックアウトされたリアデザインも、現行型とはまったく違う佇まいとなっている。
パワートレーンは、スポーツグレードの「X4」の復活が期待されており、搭載されるのは1Lターボエンジンだ。過激な仕様ではないが、110ps/20.0kgmほどにチューンナップされ、キビキビとした走りを楽しめるスポーツグレードになるだろう。
■eスマートハイブリッドを搭載して新登場! ダイハツ ムーヴ(2023年秋登場予定)
スズキが次期ワゴンRをローンチさせるべく粛々と準備を進めるいっぽうで、ダイハツもそれにぶつけるように新型ムーヴの開発が進行中だ。
注目すべき進化ポイントはダイハツ独自のプラットフォームであるDNGA。現行型ではDモノコックが採用されているのだが、2022年7月に発売されたムーヴキャンバスでは先行して採用されていることから、この7代目新型でついにプラットフォームが刷新される見込みが大きい。
パワートレーンもD-CVTと組み合わせたNA&ターボエンジンをラインナップ。コンパクトSUVのロッキーに採用されて人気を博している、エンジンを発電にのみ使うeスマートハイブリッドも軽自動車向けに作り直され搭載される。
2023年のダイハツの軽自動車から目が離せない!
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投稿 ダイハツ版ジムニー誕生!? 5ナンバーミニバンも久々登場の予感 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。