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「若いときの苦労は買ってでもせよ」という処世訓がある。 「艱(かん)難(なん)汝を玉にす」という諺もあるが、家康の場合、苦労や艱難の限度をはるかに超えていた。何しろ、3歳で生母と離別させられ、6歳のときには今川家の人質になるはずが、騙されて織田家に金で売り飛ばされて人質となり、2年後には…