もっと詳しく

「次の瞬間、夫は脱北しようという私の決心が確かなものかと訊いた(中略)その瞬間、母や兄弟の顔が頭に浮かんだ。私のために、ある日突然、家族全員が地方に追いやられることを思うと、胸がふたがれた。一瞬の選択によって、愛する人々を天国から地獄へと送る門の前に立っていた」 1月26日に刊行され…