クラフト・バンブー・レーシングは、2月4〜5日にオーストラリアのマウント・パノラマで行われるバサースト12時間レースにおいて、負傷したルーカス・アウアーに代わってフィリップ・エリスを起用すると発表した。
アウアーは1月26日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースのプラクティスにおいて単独クラッシュ。病院に運ばれた後、腰椎に重度の骨折を負ったことが明らかになり、その後の決勝レースには出場していなかった。
IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの一戦に数えられるバサーストで代役を務めることになったエリスは、デイトナではウインワード・レーシングにおけるアウアーのチームメイトでもあった。
エリスはクラフト・バンブーの77号車メルセデスAMG GT3を、ニッキー・キャッツバーグと、IGTCの現チャンピオンであるダニエル・ジュンカデラとシェアすることになる。
30歳のスイス人であるエリスは、昨年のIGTC最終戦ガルフ12時間レースにおいては、サンエナジー1・レーシングのドライバーとしてプロ/アマクラスを制覇している。
エリスはまた、先のデイトナ24時間の予選でウインワード・レーシングのメルセデスAMGをGTDクラスのポールポジションにつけたが、アウアーのクラッシュによりマシンを交換したため、決勝グリッドでは最後尾に回されていた。
ウインワード・レーシングによると、アウアーは病院に搬送され、「腰椎の重大な骨折」を負った後、手術を受けて成功したという。
日曜日、ソーシャルメディアへの投稿でアウアーは「みんな、たくさんの愛とメッセージに感謝するよ。手術はとてもうまくいったし、調子もいいよ」と綴った。
「また、僕の面倒を見てくれた素晴らしい医療チームにも感謝している。リハビリの次なるステップの準備はできているし、もうすぐサーキットでみんなに会えるのを楽しみにしているよ」