<p>ブレイナードFRB副議長、インフレ抑制へ高金利が「しばらく必要」</p><p>ブレイナードFRB副議長、インフレ抑制へ高金利が「しばらく必要」</p><p>米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長は、インフレには減速の兆しが見られるがなお高過ぎるとし、これをさらに抑制するには金利を高い状態でしばらく維持する必要があるとの見方を示した。</p><p>ブレイナード副議長は19日、シカゴ大学ブース経営大学院でのイベントで講演。「インフレは最近緩やかになったものの、依然として高い水準にあり、これが持続的なベースで2%に下がることを確実にするには、十分に抑制的な金融政策をしばらく続ける必要があるだろう」と述べた。発言内容は事前原稿に基づく。 1月31日に始まる次回連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.25ポイントに縮小する是非について、考えを明示するには至らなかった。政策金利が今年、どこまで引き上げられるかについての言及もなかった。 ブレイナード氏はここ数カ月の経済データが消費者需要の冷え込みと賃金の伸び減速、金融の引き締まりを示唆したと指摘し、40年ぶりの高水準に昨年急伸したインフレを抑え込もうとする当局の取り組みが、いずれも好ましい結果をもたらしたと述べた。 12月のFOMCで利上げ幅がそれまでの0.75ポイントから0.50ポイントに「ダウンシフト」したことについて、ブレイナード氏は「政策金利は十分に抑制的な水準に近づいており、われわれの2大責務に関連したリスクを考慮すると、ダウンシフトはより多くのデータを評価することを可能にする」と述べた。 原題: (抜粋) ( 第3-5段落にブレイナード副議長の発言などを加えます。 )</p>