誰が、なぜ。長期間にわたり、日米で取材を重ねた。AERA 2023年1月16日号の記事を紹介する。
団体を創設時からウォッチしているライターの雨宮純氏によると、グループ化の動きは21年10月ごろ、ネット上でうまれた。
後に幹部となる男が「大和Q」という言葉を使ってツイッターで「準備はええかぁ!!さぁ行くで!!!!」と呼びかけ、
年末にはこの男が「神真都Qリーダー」として、「岡本一兵衛」を指名した。
岡本一兵衛は仮名で、本名は倉岡宏行という。俳優として活躍した時期もあった44歳の男だ。
陰謀論を振りまいて生計を立てているユーチューバーコンサルタント、ジョウスター氏との出会いをきっかけにして、
21年のはじめごろから、自らも根拠不明の主張をユーチューブで拡散させるようになった。
22年1月9日、神真都Qはネットを飛び出し、「討ち入り」と称した全国一斉街頭デモをスタート。
ちょうど、厚生労働省の専門家による分科会が、5~11歳へのワクチン接種を了承した時期と重なるが、
デモでも柱となる主張は「ワクチンを子どもに打たせるな」というものだった。
デモだけではワクチン接種を止められないと考えた団体は、行動を過激化させていく。その一つが「凸(とつ)」。
接種会場に押しかけ、抗議して接種の中止を訴えるもので、22年2月ごろに始まった。
団体における一兵衛氏の存在感は非常に大きく、2月中旬の時点で取材依頼を送っていたが、返信はなかった。
また、ジョウスター氏も、これまでに取材に応じていない。
私は、一兵衛氏の父親が、法廷で語ったこんな言葉を思い出した。
それは一兵衛氏の性格についてであり、同時に、陰謀論のおそろしさを示すものでもあった。
「ひねくれているところがある。『カラスは黒だと言えば振り向いてもらえない。
白だと言えば、(動画共有サイトの)ユーチューブなどでこいつは何を言っているんだと振り向いてくれる』と」
「なかなか思想みたいなものを変えるのは、難しいところがあります」
引用元: ・【AERA】陰謀論の恐ろしさ 「神真都Q会」の正体を探る [クロケット★]
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