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1995年の阪神大震災で両親を亡くした神戸市東灘区の元小学教諭山下准史さん(61)は、教え子や後進の教員に教訓を伝えてきたが、昨年3月に定年を迎えたのを機に「語り部」としての活動に区切りをつけた。震災を経験していない世代が防災教育を担うようになり、「経験がなくても工夫次第でメッセージは伝…