<p>天皇陛下が新年の所感 「希望持って歩める年に」</p><p>天皇陛下が新年の所感 「希望持って歩める年に」</p><p>天皇ご一家は1日、新年を迎えられた。年頭にあたり、天皇陛下は宮内庁を通じて文書で感想を公表。新型コロナウイルス禍で約3年にわたり見送りが続いてきた地方訪問を再開したことに触れ、「行く先々で多くの方に温かく迎えていただいたことを、うれしく、また有り難く思っています」と振り返られた。天皇、皇后両陛下は2022年、10月の栃木県を皮切りに、沖縄、兵庫の各県を訪問。中でも天皇陛下は、22年に沖縄が本土</p><p>うさぎ年にちなみ、ウサギの置物を前に写真撮影に臨む天皇ご一家(皇居・御所)=宮内庁提供 天皇ご一家は1日、新年を迎えられた。年頭にあたり、天皇陛下は宮内庁を通じて文書で感想を公表。新型コロナウイルス禍で約3年にわたり見送りが続いてきた地方訪問を再開したことに触れ、「行く先々で多くの方に温かく迎えていただいたことを、うれしく、また有り難く思っています」と振り返られた。 【関連記事】 天皇、皇后両陛下は2022年、10月の栃木県を皮切りに、沖縄、兵庫の各県を訪問。中でも天皇陛下は、22年に沖縄が本土復帰50年を迎えたことに言及し、同県訪問を「沖縄戦で亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、平和の大切さを改めて心に刻みました」と回顧された。 世界各地で続く戦争や紛争で多くの命が失われていることに「深い悲しみを覚えます」とし、「国際社会において、それぞれの立場の違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力し合うことの大切さを強く感じます」とつづられた。 その上で「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります」と結ばれた。</p>