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<p>12月の振り返り 強烈寒気で記録的な大雪 1月も寒波が襲来 大雪と厳しい寒さ注意(気象予報士 吉田 友海)</p><p>【12月の振り返り 強烈寒気で記録的な大雪 1月も寒波が襲来 大雪と厳しい寒さ注意】 2022年12月は度々強い寒気が流れ込み、記録的な大雪となりました。2023年1..</p><p>2022年12月は度々強い寒気が流れ込み、記録的な大雪となりました。2023年1月も北日本を中心に強い寒気が流れ込みやすく、大雪や厳しい寒さに注意が必要です。</p><p>北海道の日本海側から九州北部にかけて広く雪が降りました。JPCZ※が発生したため、特に東北南部や新潟県を中心に雪雲が次々と流れ込み、平地でも大雪となりました。 最深積雪は山形県大蔵村肘折で232センチと12月1位の積雪を更新しました。平地でも積雪が急増し、最深積雪は新潟県柏崎市で91センチを観測。12月に90センチ以上となるのは38年ぶりでした。新潟市では68センチと12月としては2番目の多さとなりました。 ※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。 12月22日から26日頃にかけても、冬型の気圧配置が強まり、西まわりで強い寒気が流れ込みました。寒気のピークは23日で、上空1500メートル付近で、平地で降水があると雪の目安になるマイナス6℃以下の寒気が九州南部まで流れ込みました。上空5000メートル付近では、平地で大雪の目安になるマイナス36℃以下の寒気が北陸付近まで南下しました。 このクリスマス寒波では北海道の日本海側から九州北部にかけて広く雪雲が流れ込み、市街地でも記録的な大雪になりました。12時間降雪量の期間最大値は山形市で39センチで、統計開始の1998年以降1位の値を更新しました。 日本海側だけでなく、太平洋側にも雪雲が流れ込み、特に四国では記録的な大雪となりました。6時間降雪量の期間最大値は、高知市で14センチ、徳島市で8センチで、いずれも統計開始以降1位の値を更新しました(統計開始は高知市2012年、徳島市2013年)。 大雪により、車の立ち往生や停電が発生するなど大きな影響が出ました。</p>