フェラーリ「ウオーヴォ」は、史上最も高価なクラシックのひとつになるかもしれない。エッグフェラーリのような車は、オークションで、何百万ユーロでも落札される可能性がある。今までの最も高価なクラシックカーのランキングはこちら!
多くの方はおぼえておいでだと推測するが、以前レポートした通り、オークションでのクラシックカーの史上最高落札額は、つい最近、メルセデス300SLR ウーレンハウトクーペによって、約185億円という驚異的な金額で更新されたばかりだ。
そこで、過去にさかのぼって、高額で落札された22台のクラシックモデルを写真とともに振り返ってみよう。
史上最も高価な名作のひとつになる可能性を秘めていた。数あるフェラーリの名車の中でも、「フェラーリ166MM/212エクスポート”ウオーヴォ”(166MM/212 Export “Uovo”)」は特別な存在である。卵の形をしていることから、イタリア語のペットネームにもなっている。1986年以来、おそらく最も過激なフェラーリは、プライベートコレクションの中で眠っていた。2017年8月12日、RMサザビーズがモントレーでこの丸っこいレーサーをオークションに出品。オークションハウスは、最高落札額が1,000万ドル(約14億円)になると予想していた。その姿と歴史が、シャシーナンバー「024MB」の車を最上級のフェラーリにしている。1950年、イタリアのコーチビルダー、フランコ レガーニが経済的でレースにも適した楕円形のボディをデザインした。1951年、ミッレミリアでは優勝に近づいたが、技術的な欠陥でリタイアした。ジーロ デ シチリアでも「ウオーヴォ」は同じ運命をたどった。スポーツカーとしての成功は果たせなかったが、もしかしたら、フェラーリ70周年の年に、オークションで最も高価なヴィンテージカーのひとつになるかもしれなかった・・・? オークションで落札された最も高価な22台のクラシックカーをご紹介!
ランキング:最も高価なクラシックカーオークション
数あるフェラーリの名車の中でも、166MM/212エクスポート”ウオーヴォ”はユニークな存在だ。卵の形をしていることから、イタリア語のペットネームにもなっている。
1950フェラーリ166 MM/212 エクスポート”ウオーヴォ(Uovo)” by フォンタナ(Fontana)
2017年4,500,000ドル(約6億5千万円)にて落札
以下、過去にオークションで最も高額で落札された21台を、順を追ってご紹介。
Text: Christoph Richter
Photo: autobild.de