2022/12/15
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)は、「第38回 日産 童話と絵本のグランプリ」で大賞を受賞した、藪口 莉那さんの童話『木箱の蝶』と、ホソカワ レイコさんの絵本『みかんきょうだいのたんけん』を、本日BL出版株式会社より出版しました。両作品は、書店やインターネットを通じて販売されます。
「日産 童話と絵本のグランプリ」は、一般財団法人である大阪国際児童文学振興財団が主催するアマチュア作家を対象とした創作童話と絵本のコンテストです。次代を担う子どもたちへの支援は、日産が社会貢献活動を通じて一貫して取り組んでいるテーマであり、当社は同グランプリに第1回(1984年)から協賛しています。才能ある新進作家の育成をサポートするとともに、子どもたちに良書をお届けすることを目的とし、38年間で71作品を出版しました。
そして2021年度に実施された第38回のグランプリでは、藪口 莉那さんの童話『木箱の蝶』が、童話部門1,763編の応募作品の中から大賞に、また、ホソカワ レイコさんの絵本『みかんきょうだいのたんけん』が、絵本部門347編の応募作品の中から大賞に選ばれました。また、今回の出版にあたり、童話『木箱の蝶』には、同グランプリ第32回絵本部門の大賞を受賞した横須賀 香さんの挿絵を配しました。
日産は、第1回のグランプリから、累計で28万冊以上の出版作品を国内外の図書館や学校等に寄贈してきました。今回も国内では約3,600の図書館と、同社の事業所近隣の約900の保育園や幼稚園などに寄贈し、海外においても、同社の事業所周辺の日本人学校や日本語補習校に寄贈する予定です。
なお、今年度の「第39回 日産 童話と絵本のグランプリ」の作品募集は、10月31日をもって終了致しました。入賞作品の発表は、2023年3月初旬を予定しています。
● 童話の概要
- タイトル:『木箱の蝶』
お父さんの部屋で見つけた一枚の蝶の羽が、「ぼく」の作った画用紙の何十匹もの蝶とともに、夕暮れの空に飛び立つ幻想的な話。描かれた場面の一つひとつが映像を見るように鮮やかで、ハタリ、ポクリ、などの擬声語が物語の静けさを一層深くしている。
- 作者:藪口 莉那
兵庫県出身。大阪大学大学院修了。「第36回 日産 童話と絵本のグランプリ」で優秀賞、第37回の同グランプリで佳作を受賞。第15回「文芸思潮」エッセイ賞受賞、2008年「もちろん奇妙にこわい話」の優秀作に選ばれる。静岡県在住。
- 絵の作者:横須賀 香
東京都出身。東京藝術大学日本画科卒業、同大学院絵画科修了。『ちかしつのなかで』で、「第32回 日産 童話と絵本のグランプリ」の大賞を受賞。絵本に『ぼく、こわかったんだ』(BL出版)などがある。埼玉県在住。
- 価格:1,400円(税別)
● 絵本の概要
- タイトル:『みかんきょうだいのたんけん』
スーパーマーケットでビニール袋に詰められていた「おにいちゃんみかん」と「おとうとみかん」が、袋をとびだして探検に出かける物語。棚の商品からポップ、商品のラベルに至るまで丁寧に描かれた店内など、作画が魅力的な作品。
- 作者:ホソカワ レイコ
兵庫県生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン学科卒業後、パッケージデザイナーなどを経てフリーランスに。学生の頃より絵本の世界に興味を持つ。絵本を読む息子たちの姿に後押しされて、中断していた絵本制作を始める。
- 価格:1,400円(税別)
<関連URL>
日産のサステナビリティ ウェブサイト https://www.nissan-global.com/JP/SUSTAINABILITY/
社会貢献の取り組み ウェブサイト https://www.nissan-global.com/JP/SUSTAINABILITY/SOCIAL/CITIZENSHIP/
以上
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://newsroom.nissan-global.com/ja-JP/releases/release-7649279cca9d786cbd5af90672352429-221215-01-j
投稿 日産自動車「第38回 日産 童話と絵本のグランプリ」大賞作品を出版 は 自動車情報誌「ベストカー」 に最初に表示されました。