杉本章子さん(1953~2015年)の直木賞受賞作「東京新大橋雨中図」は、明治時代の変わりゆく風景を清新な技法で描いた浮世絵師、小林清親(1847~1915年)が主人公。小説の題名も清親の名作から取られている。 東京の下町を流れる隅田川に架かり、中央区と江東区を結ぶ現在の新大橋(77年完成)は、主…
杉本章子さん(1953~2015年)の直木賞受賞作「東京新大橋雨中図」は、明治時代の変わりゆく風景を清新な技法で描いた浮世絵師、小林清親(1847~1915年)が主人公。小説の題名も清親の名作から取られている。 東京の下町を流れる隅田川に架かり、中央区と江東区を結ぶ現在の新大橋(77年完成)は、主…