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非合法的な手段で政府を転覆させるクーデターは、民主政治が安定した国でも時に計画が露見する。戦後の日本で1961年にあった「三無事件」もそのひとつだ。実業家や旧軍出身者らが国会、要人の襲撃や新政権樹立を画策したが、未遂で済んだ。当時の政権は池田勇人内閣。高度成長の開始期で、社会には安保…