もっと詳しく

MASERATI CLUB OF JAPANのイベント「28th MASERATI DAY 2022」が11月27日(土)~28日(日)ヴィラフォンテーヌ 羽田」を開業前に貸し切って開催された。

天気予報では、土曜の正午あたりから雨のマーク。マセラティデイのプログラムは土曜の昼から始まるので、最悪のタイミングが予想されていた。しかし、羽田周辺は正午前後から、雨雲の合間から青空も見えてきた。。羽田に開業する最新のホテル羽田エアポートガーデン「ヴィラフォンテーヌプレミア/グランド羽田空港」(正式開業は2023年1月予定)が今年のマセラティデイの会場だ。数えて28回目を迎えるそのマセラティデイは11月26~27日に開催された。

今年のテーマは3つ

今回のマセラティデイは、3つのテーマが掲げられた。1つはグランツーリズモ生誕75周年、2つ目はメラクとカムシン誕生50周年、3つ目は日本におけるマセラティクラシケ承認第一号車となった初代ギブリのお披露目である。

マセラティクラシケ承認第一号車となった初代ギブリ。
Photo:Nori Mabuchi

今回、3つのテーマのマセラティ各モデルが、会場に勢揃いしたのである。最初のテーマであるグランツーリズモ生誕75周年では、グランツーリズモと言えばマセラティの代名詞なような言葉でもあるが、生産は既に終了しているが現代グランツーリズモ、グランカブリオが沢山参加されていた。その中で最初期モデルのグランツーリズモが今回マセラティジャパン賞を受賞した。次のテーマであるメラク、カムシン生誕50周年では、白のメラク、ブルーメタリックのカムシンが姿を現し会場では注目の的となった。カムシンは見事にヴィンテージ部門での受賞となっている。最後のテーマではマセラティクラシケの承認を得た初代ギブリを披露。ブラックボディに赤のレザーインテリアは、まるで新車のごとく輝くボディに1968年の当時に遡った感覚を覚えた。見事、今年のマセラティデイのグランプリ賞に輝いた。

そのほか、セミクラシコ部門では、ロイヤル(クアトロポルテⅢ)が賞を獲得、オーナーはこのロイヤルと29年の長きにわたって付き合っている。モデルナ部門では先代クアトロポルテが受賞、ボディカラーはアルジェントルーナと呼ばれる淡い青メタリックはとても美しい。

新旧さまざまなマセラティが全国から集まった。

ガラディナーは過去に開催されたマセラティデイの中で最も多い参加者数で150名の方が参加された。広大な会場には、ミッドシップスーパースポーツMC20、デリバリー開始が始まる新しいSUVグレカーレ、そして日本初のクラシケ認定車の初代ギブリの3台がディスプレイされモーターショーのごときパーティ会場となった。

マセラティアジアパシフィック&ジャパンCEOの木村隆之氏、ピニンファリーナ社に在籍していた頃にクアトロポルテⅤ、グランツーリズモのデザインをてがけたケン奥山氏などの来賓として壇上からのスピーチ、続けて主催マセラティクラブオブジャパン代表越湖信一氏によるグランツーリズモ生誕75周年、メラク、カムシン、ブーメラン生誕50周年、マセラティクラシケ最新情報などのプレゼンテーションがされた。

マセラティクラブオブジャパンは来年創立30周年

2日目には、早朝から羽田エアポートガーデンの駐車場はマセラティ各モデルが並んだ中、堺正章氏のA6GCSmonofaroも加わって歴代マセラティの勢揃いとなった。その後、トップに堺氏のA6GCSmonofaro、歴代ビンテージマセラティが続くパレードランが行われ、東京ベイエリアを走り、駐車場に全車帰還した。最後に参加者全員による集合記念写真を撮影して28th MASERATI DAY 2022は無事終了となった。

ヒストリックマセラティA6GCSmonofaro
Photo:Nori Mabuchi

マセラティクラブオブジャパンは来年創立30周年を迎え、記念マセラティデイとして東京イタリア大使館で開催予定だ。クラブでは常時入会者を募集しているので、マセラティファンは気軽に問い合わせして頂きたい。入会すれば、来年のマセラティデイにも参加可能となり、きっと素晴らしいマセラティライフを楽しめるに違いない。

マセラティクラブ公式ウェブサイト:https://maseraticlub.jp/wp/
問い合わせ先:contact@maseraticlub.jp

Text:長山 隆一
Photo:アウトビルトジャパン