全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の合同テストが12月6日にスタートし、午前のセッション1、午後のセッション2ともに野中誠太(TOM’S)がトップタイムをマークした。午前は2番手に宮田莉朋(TOM’S)が、午後は木村偉織(B-MAX RACING TEAM)が2番手につけているが、木村はセッション2の中盤にクラッシュを喫している。
9月に閉幕した2022年のスーパーフォーミュラ・ライツだが、新シーズンを見据えた合同テストが12月6日にスタートした。すでに発表されているとおり14台、22名のドライバーが顔をそろえ、9時45分から始まったセッション1から走行を開始した。
この日の走行では、TOM’Sは午前のセッション1は37号車に小山美姫、セットアップ確認でスーパーフォーミュラのレギュラーである宮田莉朋が午前に38号車、午後に35号車に乗車。午後は37号車にはヴラディスラフ・ロムコが乗り込み、38号車は平良響に。35号車はセッション序盤は宮田が乗り、その後野中にスイッチした。TODA RACINGはエントリーではTBNとなっていたが、2022年FIA-F4チャンピオンの小出峻が2セッションともドライブした。
B-MAX RACING TEAMは、この日は4号車は今田信宏、30号車は菅波冬悟、54号車はイゴール・フラガがドライブ。54号車は午前のセッション1がラウル・ハイマン、午後は三井優介がドライブしている。
晴天に恵まれた初日は、午前はコースオフなど見られたものの、赤旗中断なくセッションが進み、野中が1分50秒476でトップタイムをマーク。2番手に宮田、3番手にはフラガがつけた。午後も序盤の1時間は赤旗はなかったものの、開始から56分というタイミングでそれまでトップタイムだった木村がデグナーでコースアウト。グラベルで横転してしまった。
走行はこの日最初の赤旗となり、木村には怪我はなかったものの、マシンは大きなダメージを受けその後の走行は叶わず。B-MAX RACING TEAM勢は、菅波がドライブした30号車はトラブルに見舞われたほか、セッション2終了間際にも今田がデグナーでクラッシュ。二度目の赤旗となり、これで走行は終了している。
そんなセッション2は、終了間際に野中が1分50秒292を記録し、午前に続いてトップタイムに。2番手は木村、3番手にはフラガがつけ、スピードをアピール。周囲の評価を高めた。
スーパーフォーミュラ・ライツのテストは12月7日に2日目のセッション3がスーパーフォーミュラ合同テストの間に行われる。